佐世保愛と教育で未来の佐世保を元気に ”山口紗英子”

こんにちは。させぼ通信、長崎県立大学の4年生のライターの江口です。

私の行きつけの喫茶店で出逢った、佐世保の魅力を発信されている山口紗英子さん(やまぐちさえこ、以降さえさん)に取材をしてきました。

さえさんは、長崎短期大学に通う学生で、生まれも育ちも佐世保である、言わば生粋のさせぼっ子。

彼女は佐世保の隠れた魅力をインスタグラムで発信しており、佐世保に関わる会議やイベントにも積極的に参加している。

今回は、佐世保への想い、これからの佐世保ライフをどのように過ごしていくのかを中心に話を進めていこう。

目次

佐世保での生活と現在の活動に至るまでの経緯

彼女は、長崎県佐世保市で生まれ、幼少期は、通っていた保育園や小学校の行事で、老人会の方と接する機会があり、地域の方と積極的な交流をしていた。

中学・高校は進学校であったため、学校のほとんどの人が進学を目指しており、周りの友達の影響を受け、福岡への進学を考えていた。

また、同級生と遊びに行くのはカラオケやゲームセンターばかり。

当時は、「佐世保って何もないよね」が口癖になっていた。

充実した日々を送っていたが、高校2年生の終わりの時期に新型コロナウイルスの蔓延により、通常より長い春休みが始まった。

学校から自宅待機の指示が出ていたこともあり、インスタグラムを見ていると、お家カフェが流行っていることを知る。それから、お家カフェを実践するようになり、飲めなかったコーヒーが飲めるようになった。

家でコーヒーを飲んでいると、お店のコーヒーを飲んでみたいと思い始め、自宅待機期間が明けてから、カフェ巡りをスタートする。

高校3年生になり、カフェ巡りを始め、最初に行ったお店が現在の活動へとつながるきっかけとなった。裏路地にある戸尾町のカフェで、店内はたくさんの本とオシャレな空間、素敵な店員さん、美味しいパンケーキに衝撃を受けた。

Q当時を振り返ってどうですか?

「自分が知らなかっただけで、佐世保にこんなにおいしい良いお店があったんだというのと、佐世保って何もないって思っていたし、カラオケ以外は遊ぶところがないと思っていた。だけど、一つのお店をきっかけに人の輪も広がって、美味しいコーヒーのお店があることに高校生のうちに気づけたということもあって、佐世保が好きになりました。」

カフェ巡りを始めて、数珠つなぎのように人、店、景色と出会い、佐世保の良さに気づいたさえさんは、高校卒業後も佐世保に残ることを決意する。

そこで、どのようにすれば佐世保の中高生が佐世保に残りたいと思うか質問をしてみた。

Qどうすれば若者が佐世保に残りたいと思えますか?

「中高生はお金もないし、車があるわけでもないから佐世保の魅力的な場所に行きづらい環境にある。バスも限りがあったりお金もかかるから、どうしても佐世保の魅力が伝わらないまま県外に出て行ってしまう。でも、ゲーセンかカラオケに行って終了。とかじゃなくて、五番街の裏の鯨瀬の夕陽とか本当に綺麗だし、四ヶ町、三ヶ町の路地裏を歩いてみたりとか、歩いて行ける範囲にも綺麗な景色や面白いものはいっぱいあるから、そういうのを知ってもらって、佐世保を好きになって欲しいなって思ってます。」

カフェ巡りを始めてからは、自身のインスタグラムでの佐世保の魅力発信や佐世保に関わる会議への参加など地域活性に尽力している。

活動の内容と懸ける想い

彼女のインスタグラムアカウントでは、カフェや飲食店、佐世保の風景を中心に投稿している。カフェや飲食店に行くことが多いため、必然的にカフェを紹介するアカウントのようになっているが、佐世保の魅力を発信したいという意思が根底にある。

カフェや飲食店は目に付きやすいため投稿しているが、実際は佐世保を好きになるきっかけの一つになってほしいという思いがある。

そんな彼女の好きな佐世保の風景は、裏路地。

松浦公園の近くのカラフルな建物など、異国情緒が溢れる佐世保の街の裏の部分が佐世保の隠れた良さだと語った。

また、様々な国のお店も混在しており、まるで外国に来たかのような感覚を味わえるため、佐世保の方にも、もっと知ってほしい場所だという。

佐世保を知り尽くしたさえさんに佐世保の街並みをどう思うか尋ねた。

Q大好きな佐世保の街並みについてどう思いますか?

「路地裏は、色々な国籍の看板があって、カオスでディープで面白い。涼しいし歩きやすいからという理由でアーケード内を歩きがちだけど、一本外れたところにある道も歩いてほしいなって思ってます。」

佐世保の魅力発信以外にも、2022年に佐世保市政120周年事業として行われた「SASEBO未来デザイン会議」、成人式の検討委員会など、佐世保のためになることはなんでもしている。

SASEBO未来デザイン会議では、話し合いを通して、佐世保愛を共有できる新たな仲間にも出会った。

これらの会議では、自身のSNSのフォロワーの方やカフェでの知り合いの方に会ったりと、カフェ巡りから始まった小さな出会いが、様々な出会いを生むこととなる。

また、佐世保のために何かしたいと思う人が多い場所に行けば、佐世保への愛が止まらず、夜中の2時まで語らっていたこともあったという。

出席した様々な会議の繋がりで、今年の9月から佐世保市の子ども・子育て会議にも参加する運びとなっている。

幼児教育で佐世保に貢献

このように佐世保に貢献してきた彼女だが、長崎短期大学の専攻科で保育を専攻しており、平日は幼稚園でインターンをしている。

幼児教育に興味を持ったきっかけは、高校1年生の夏休みに、障がいを持った子ども達が通うデイサービスの夏祭りに参加したことである。

子どもと関わることが好きになり、高校時代は佐世保市内で様々な種類のボランティアに参加した。

職場体験で保育園へ行くことになり、子どもへの指導や注意の仕方や遊び方など、保育を通じた子どもとの関わり方に興味を持ったさえさんは、将来は保育士になりたいと決心する。

現在、幼稚園でのインターンシップでは、実際、教室の中に入り、教育者として日々学びと実践を重ねつつ、それを大学の研究にも活かしている。

机上で学んだことを実践しようとすると、上手く行かないことも多々あるが、子どもたちの笑顔や成長にエネルギーをもらい、また前向きに挑戦することができている。

大切にしていること

Q活動するにあたって大切にしていることは何ですか?

「自分が感じたことを否定しないことを重視していて、相手の言ってることも理解できるけど、私はこう感じたからみたいなのは曲げていないですね。自分がどう感じたかが大事で、例えばここのカフェの対応が悪かったとか、 あそこの店なんかちょっと単価高いよねとか言われても、基準って人それぞれで、わかんないし、人の噂程度に留めて、自分が見たものだけを信じるってことを心がけています。」

自分が見たものだけを信じるという思いが、現在のさえさんの活動の原点になっている。

さえさんから見た佐世保の街

佐世保愛に溢れるさえさんに、佐世保への思いを聞いてみた。

「佐世保は行きたくなる街というよりは、戻りたくなる街だと思っています。今通っているカフェや喫茶店も、最初は美味しいもの目当てで行きましたが、今はお店の人やお客さんに会いたいとか、喋りたいから行ってるんですよね。1回佐世保から出て行ってもいい。だけど、また佐世保に戻ってきてもらえたらなって思います。そして、これからは佐世保の良いところを紹介することを通して、たくさんの人に良い出会いを提供したいです。結局、人とのつながりじゃないですか。例えば、小学校でやってるふるさと教育とかはきっかけにすぎなくて、こんな風に佐世保で頑張ってる人がいるんだとか、一生懸命佐世保のために頑張っているいい大人に、いかに高校生までの佐世保出るまでの間に出会えるかみたいなのが大事だと思うから、子どもたちにもそういう大人に出会ってほしいなって思いますね。」

自身のカフェでの繋がりが様々な出会いを生んだことから、これから佐世保を出て行こうと思っている若者にも体感してほしいという熱い思いが伝わった。

読者へ

Qこの記事読んでもらう人に何か伝えたいことはありますか?

「たまにはチェーン店じゃないお店に、冒険して入ってみるのも楽しいんじゃないかなって思ってます。意外と出会いがあるかもしれないし、誰かと一緒に行けば、それだけでも楽しい。一歩勇気を出して、佐世保の隠れた魅力を探して欲しいです!」

自分が見たものだけを信じる/山口紗英子

さえさんのインスタグラムのアカウントはこちら

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長野生まれ、佐世保育ちの長崎県立大学の4年生。
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