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こんにちは!佐世保に本店を構える金融機関、西海みずき信用組合です。
地域の魅力をお届けするべく、今回はスポーツの世界で輝く長崎出身の若者にスポットライトをあてて取材をしてきました!
長崎県の北部、東は佐賀県伊万里市、西は平戸市に挟まれる町、松浦市。ここで生まれ育った野上 昂生(のがみこうせい)さんは現在、東京都品川区にあるワタナベジムに所属し、プロボクサーとして活躍している。
全国、そして世界を舞台に活躍する若きアスリートの日々は、確固たる目標と、それに向かう冷静な自己分析、地道な努力の積み重ねのもとに成り立っている。
なぜ、高みを目指して努力し続けることができるのか、ボクシングとの出会いから遡って明らかにしていく。
元々体を動かすことが好きなスポーツ少年だった野上さんは、小学4年生のときに本格的にサッカーを始めた。ボールを追って常に走り回る持久力と、『ここは』というところで決める瞬発力が求められる。ここでの経験が、後々へと繋がっていく。
ボクシングを始めたきっかけを教えてください。
元々、運動は得意だったし、できるって自覚もありました。ただその頃は太っていて、動けないのがストレスでした。だからダイエットしようって思って。家の近くにボクシングジムがあって、元々観戦することは好きだったので、ボクシングを始めました。
意外にも、初めは“サッカーのための”ボクシングだったという。ダイエットの手段として始めたボクシングが、今となっては職業になっているのが不思議だ。
始めた頃は、基礎ばかりでつまらなかったのが正直なところです。でも、1年くらい続ける中で、ダイエットに成功して、それと同時に色々パンチを覚えてきて。テレビの中のボクサーが繰り出していた技が自分でできるようになってくると、どんどん楽しくなってきました。
“サッカーのための”ボクシングを、人生の中心に据えていくきっかけとなったのは他でもない、「悔しさ」だったという。
中学1年生のときに出場した初めてのボクシングの九州大会。これが公式な試合のデビュー戦だった。結果は、1ラウンド34秒での敗北。
この結果は彼にとって“めちゃめちゃ悔しかった”という。
取材の中でも、ここで語る悔しさは静かながらひしひしと伝わってきた。
小学5年生からボクシングを始め、技術が身につき、それなりに自信を持っていた時期だった。もちろん勝つために出場した試合が、たった30秒で終わってしまった。
この経験が、自分に変化を与えたと野上さんは語る。
悔しい思いをしたときに辞めるという選択肢は出てこなかったのか、気になったので聞いてみた。
その選択肢はまずないです。自分の中で、伸びしろがある、できることがまだあるって状態では、辞めるっていう選択肢はまずでてこない。まだ上があるから、次の目標を立てて切り替えます。
負けたからこそ、次に進むきっかけになった。彼は繰り返し、やるべきことを淡々とこなして、ボクシング界で頭角を表していく。
中学3年生のときに出場した、U15全国大会では準優勝を果たした。
その後、インターハイや国体、全日本選手権等、数々の試合で功績を重ねていく。
それまで二刀流だったスポーツ、ボクシングに絞ったのはいつ頃ですか?
ボクシング一本に絞ったのは高校生の時です。それまでは、夜はボクシングをして、昼は、小学生の頃はサッカー、中学生では野球、とずっとスポーツをしていました。その中でいつも何かしらの目標があって、毎日それに向けて努力して、達成したら次の目標を立てて…を続けていました。
団体競技も個人競技も、どちらにも打ち込んで来られたんですね。その中でボクシングを選んだ理由はなんですか?
サッカーと野球という団体競技をやりつつ、個人競技のボクシングをやっていて。自分にとって個人競技は、負けたときに悔しいのは自分だけ、という点でチームでの競技よりも悔しさが大きいんです。逆に、勝ったときは嬉しい気持ちがすごく大きくて。『自分次第』なところが大きい、じゃあ、上を目指すなら自分が強くなればいいだけの個人競技を極めよう、と思ったからです。
常に前進、上昇志向を持たれていますが、そのモチベーションを教えてください。
悔しい思いをしたくないのと、口だけになりたくないということですかね。自分が発した言葉を達成できずに、口だけになることが嫌なので。
常に何かしらの目標があるのは、上を目指すため、そして強くなるため。ボクシング一本に絞ったのは、自らに期待をかけて言い訳をしないため。彼のボクシングへの覚悟を感じた。
そんな野上さんに、直近の目標を聞いてみた。
まずは日本チャンピオンになること。最短で来年中。なろうって思っているし、自分の感覚的にはもうすでになれると思っています。ただ、ルール上段階があって、あと3・4戦を踏んで行く必要があるんですけど。でもできるだけ早く、プロとして形に残るベルトを自分の手にする、というのが直近の目標ですね。
目標の達成のために、日々の生活面で大切にしていることはなんですか?
思い立ったらすぐ行動することですかね。
練習であれ、トレーニングであれ、その時にするべきことを後回しにしない。やろうと思ったらすぐやる、を意識しています。たとえば朝起きて、だるいなと思うことはあるんですが、まず走る。それがやるべきことなので。それは日常生活の中でも、練習の中でも大切にしています。
やらないといけない、とわかっていてもなかなかやる気を起こすのが難しいこともある。
しかし、そんなときに力になるのが、支えてくれる両親や、お世話になった地元の方々の存在だという。
今、やるべきことを後回しにしてしまったら目標が達成できない。減量期は、体重を落とすのが仕事だし、そのために走るのが仕事だし。その時その時、やるべきことをやる、というのが結果を残すことにも繋がるし、それが恩返しになると思っています。
話を聞く中で、何度も出てきたのは“目標設定”という言葉だった。
若くして日本、世界を相手に活躍する野上さんだが、取材の中で度々、地元松浦に触れた話がでてきた。そこで改めて、今後の展望と、地元への想いを聞いてみた。
自分のこれからのボクシングの結果に左右されることでもあるんですが、理想は世界チャンピオンになることが目標です。そして松浦に帰ってきて、ボクシングジムをひらくこと。地元で、スポーツを活性化させる取り組みをしたいし、しなきゃいけないって使命も感じています。やっぱり、地元の方にこれだけ支えてもらっているので。支えてくれる方々への恩返しとして、まずは良い結果を残して、ゆくゆくは地元に帰ってスポーツで町を盛り上げることが理想です。
今は、東京のボクシングジムで日々技術を磨き、全国や世界を視野に活躍する野上さんだが、ゆくゆくは地元へ還元したいという熱い想いが伝わってくる。
人生の18年間をここで過ごしてきているし、町の方達とたくさん関わって、支えられて、ここまで来ているので、貢献したいという思いは自然と、当たり前に湧いてきますよね。自分の活躍や努力は、地元に還元したいです。
野上さんが松浦で通っていたジムは今、入りきれないくらいの小・中学生の生徒で賑わっているという。松浦出身の野上さんが、全国、世界へ羽ばたく姿が、みんなの憧れであり、勇気を与えているのだろう。
住む場所や置かれた環境に関わらず、目標を立てれば、それが行動に繋がり、思考し、より良くしようと模索することに繋がります。
自分がやるべきことは何なのかを把握するためにも、大小問わず、「目標」を立てることが人生でいちばん大切なことだと思います。
野上さんの活躍の裏には、目標の明確化と、その達成へのたゆまぬ努力があることが伝わってきた。
最後に、応援してくださる方へのメッセージをお願いします。
皆さんの応援が、自分の原動力になっています。そして、この小さな町で生まれた自分が、日本チャンピオン、アジアチャンピオン…そして世界チャンピオンと、結果を残して有名になって、地元の皆さんを元気づけられればいいなと思います。これからも応援をよろしくお願いします。
野上さんの活躍が、地元松浦はもちろん、長崎で頑張る若者を鼓舞し、勇気づけていく。
アマチュア戦績 | 67戦49勝18敗 |
2016年度 | U15アンダージュニア大会全国大会 準優勝 |
2018年度 | インターハイ・ウェルター級3位 |
愛知国体・ウェルター級5位 | |
全国選抜大会・ミドル級 優勝 | |
2019年度 | インターハイ・ミドル級 準優勝 |
2021年度 | 世界選手権日本代表選手選考会出場 |
全日本選手権ミドル級 ベスト8 | |
2022年度 | 関東大学リーグ 個人賞ミドル級階級賞(MVP) |
全日本選手権ライトミドル級 準優勝 |
今年5月には、支援と激励を目的として「野上昂生後援会」が設立されています。
個人や法人で、野上さんのご活躍を応援しましょう!
詳しくは、事務局である株式会社小松設備さまにお問い合わせください。
野上昂生後援会事務局
〒859−4507
長崎県松浦市志佐町庄野免259−1
株式会社 小松設備
TEL:0956−72−2984
FAX:0956−56−8005
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