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こんにちは、キャンパー兼させつーライターの西村ヒロシです。
みなさん、シェアリングサービス使ってますか?
使っていない部屋の貸し借りや、空き駐車場を個人で貸し出したり、洋服を季節に合わせて借りることができるなど、作って売るだけでなくすでにあるものを活用する、それがシェアリングサービスですね。
私はシェアリングサービスのなかでは民泊のAirbnb(エアビーアンドビー)を愛用しています。アプリで簡単に予約から支払までできてとても便利なサービスです。
さて今回、やきもののまち波佐見町で、波佐見焼きの器を自由にレンタルできるシェアリングサービスの準備が進んでいるという情報をお聞きしたのでお話を伺ってきました。
「KIGAE(きがえ)」というサービスの仕掛け人は、ラジオのFMながさきで活躍されていた「DJマーク」こと松尾匡悟(まさのり)さんです。
松尾さんは現在、さまざまなメディアで活動されている波佐見町出身のフリーアナウンサーです。
KIGAEとは、波佐見町に眠るたくさんの在庫やB品と呼ばれるアウトレット食器を有効活用しレンタルするサービスです。
シェアリングサービス、レンタルサービスと言っていますが、毎月定額で食器を借りることから最近で言うところのサブスクリプション(定額利用)サービスになりますね。
このサービスは「サスティブル」(持続可能)な環境意識の高さを謳い、捨てない陶磁器の産地をアピールする狙いもあるんですよ。
サービス名の「KIGAE」 は「服を着替えるよう器をかえよう」という発想から名付けられました。
波佐見に来たときに好きな器を探して借りる、そんなサービスです。
器を探す会場となるのは、松尾さんの実家でもあるマルミツ(陶器の卸商社) のリノベーションされた2階の倉庫。
小学校で使われていた古材を使った剥き出した梁が特徴。レトロで、貫禄ある会場は落ち着いた雰囲気です。
月額550円(税込み)を払うと、最大50点まで自由に食器を借りられるし、何度でも交換できます。かなりの価格破壊ですよね。
最初に借りるときも交換するときも、波佐見町まで足を運んでもらうのがルールとなっています。
松尾さんの声掛けに賛同した窯元や卸売業者など24社が参加し、商品を提供しています。協力企業は今後も増やして行く計画だそうです。
松尾さんに「KIGAE」事業にかける思いなどを、取材した西村がインタビューしてみました。
ー「KIGAE」というサービスを思いついたきっかけは何ですか?
はい、私の実家は波佐見焼の卸商社で、会社の倉庫に大量の余剰在庫が眠っているのを見て「こういうものを安くレンタルして多くの人に使ってもらえれば。」と思いつきました。
今のデザインに即しない、流行遅れのものですが、このままでは、誰にも使われないまま廃棄処分せざるを得ません。使えるものを捨てるのは「SDGs」の観点からもよろしくありません。
他にも協力してくれる窯元から厳しい検品で外された「B品」、新型コロナで陶器市が中止となり発生した余剰在庫なども集めて活用します。
ー今後、この事業をどのように展開していきたいとお考えですか?
この取組みを町全体に広げ、波佐見町として、焼き物を捨てない町、波佐見町を宣言。を採択し、ゆくゆくは世界で1番、環境意識の高い焼き物として波佐見焼ブランドにできれば、環境問題に敏感な若年層や欧州の方々にもアピールできる可能性が膨らみます。
ー具体的な活動を教えてください。
1月末に無料モニターを実施。アンケートに回答することを条件に、32名のユーザーに利用してもらいました。少ない方で4枚、多い方で40枚、平均20枚の器をレンタルされました。
若い方は、自分の身の丈に合った数を借りる。それから、予算内で買えるかな?という心配がない。価格を見ないで手に取れるだけで消費者の手の行き方が違う。単純にデザイン、好みだけで選べる。今のニーズに合っています。
ー今後の目標を教えてください。
3月にクラウドファンディングファンディングで募集を集め、ユーザー登録を年5,000人、3年目に15,000人を目標にしています。
今後の波佐見町のため、波佐見焼の未来のためこの事業を成功させたいです。
今回は「KIGAE」という波佐見焼を気軽にレンタルできるサービスについてお話を伺うことができました。
サービス考案者の松尾さんのお話をうかがって、地域や産地のファンづくり、交流人口の拡大、SDGsの推進など、いろんなことに繋がるとても有益な事業だと感じました。
それに季節や気分に合わせて器を自由に選び、おうちの食卓に並べられるなんて、なんかワクワクしますよね。
サービスが始まったら私も家族と一緒に器を選びに来ようと思います!
イベントやお店、サークルのお知らせ掲示板へ無料で投稿できます。ぜひ投稿してみてください※無料で1投稿
詳しくはこちら>>掲載フリープランについて
キャンプが趣味、お笑い芸人の西村とヒロシ。
2人の名前を合わせた、西村ヒロシです。
休みの日は、プライベートキャンプ場でゆっくりと
一人の時間を過ごすのが楽しみです。