佐々町のよかとこが色とりどりの柄に！サザノコ個展のご案内

2024 7/10

2024年7月10日

西海みずき信用組合

西海みずき信用組合佐々支店にて、今年で3回目となる「サザノコ個展」が開催されることになりました。
期間は8月1日から1か月間。佐々町の紹介と佐々町柄雑貨販売を中心に、佐々町愛にあふれる作品の数々が支店を彩ります。　

運営者の添嶋さんに、昨年からの心境の変化にも触れつつ見どころをインタビューしてきました。本記事を読むことで、さらに個展をお楽しみいただけると思います！

サザノコとは？

サザノコは、添嶋さんが自作した商品をウェブやイベント等で販売している雑貨屋さんです。佐々町の魅力を、言葉や写真ではなく佐々ならではの親しみある風景を「模様」や「柄」で表現する活動をされています。

佐々川のシロウオ漁と、佐々川沿いに咲き誇る桜。この２つの風景が

色鮮やかな桜の花びらと、可愛いシロウオ。そして漁に使う網が組み合わさってこのようなステキな柄に。添嶋さんの作品は、佐々町の溢れる魅力と佐々愛が伝わる、素敵な柄の数々で彩られています。

地元、佐々町の良さを自らの作品を通じて伝える添嶋さん。今回の個展も、過去2回からよりパワーアップされるようです！佐々への想いに触れながら密着していきます。

サザノコのこれまで

毎年恒例となりつつある「サザノコ個展」。昨年8月の開催後からこれまでの、精力的な活動をご紹介します。

サザノコのホームといえる佐々町をはじめとして、佐世保市内や、佐賀、福岡といった県外のイベントにも不定期で出店されています。ペースは様々ですが、平均的に月に1〜3回ほど。サザノコの柄の数々が、雑貨として印刷されたものを手に取ると、同じ柄でも質感や雰囲気が違って見えて、目移りしながら選べるのもまた醍醐味ですよね！

デザインのお仕事も定期的に受けられています。
価格はデザイン基本料3万円＋印刷費等。

佐々町内外の企業のロゴデザインや、自治体とのコラボを行ったことも！

現在は商品リニューアルのため休止中ですが、ふるさと納税の商品としても、サザノコの雑貨を出品されています。

3度目の開催に向けて

毎年恒例の個展といえども、毎回違ったテーマで回を追うごとにパワーアップされている印象ですが、今年のテーマを伺いました。

佐々の花々

添嶋さん

佐々町で河津桜シロウオまつりや花菖蒲まつりなど、“花”に関係したお祭りがあることが、このテーマにした理由の一つです。それから、佐々町はよく手入れされた花壇やプランターが町内の色々なところに飾ってあることを知ってほしい！という思いも込めています。

佐々町は四季折々、色々な花に彩られている“花の町”なんだとか。

実際、“佐々町三大花まつり”と銘打ち、「しだれ桜まつり」「花菖蒲・ウナギまつり」「河津桜・シロウオまつり」と、大きく3つのお祭りが開催されています。

https://www.sazacho-nagasaki.jp/kankou/kiji0032705/index.html
佐々町観光サイト

佐々町が、美しい“花の町”であること。それを改めて感じてもらえるような仕掛けも用意されています。

今回の見どころを教えてください。

添嶋さん

今回の展示の見どころは、壁一面のペーパークラフトの大きな花が飾られるところです。そして、初めての取り組みとして、ペーパークラフトの花の無料配布も行います！

添嶋さん

お一人さま1日1本、無料でお持ち帰りいただけます。ペーパークラフトの花は、本物の花のように花瓶に飾ったり、裏面にメッセージを書いてプレゼントしたりと色々活用できます。こちらは、佐々町の就労継続支援Ｂ型施設マインドファクトリーさんと共同で制作していて、利用者の方々が一つ一つ手作りしていただいています。

個展での思い出を持ち帰り、繋ぐことができる取り組みが楽しそうです！

葛藤を経て

今回の個展では、今まで以上に繋がりや、協力を意識されているそう。そこには、添嶋さんの迷いや葛藤を経て生まれた思いが関係しているようです。

添嶋さん

昨年の個展開催が決定した頃から、地域貢献や地域おこしってなんだろう？私のやっていることは地域貢献になっているのだろうか？という迷いや葛藤がずっとありました。佐々町のためになりたいと言いながら、実際、佐々町にお金が循環するシステムも、人の輪が広がる流れもつくれていない事に、自分の中で納得がいってなかったんです。

地元佐々町を柄で表現するという、唯一無二の取り組みをされているように感じますが、葛藤を背負って迷われていたそうです。

添嶋さん

これでは、佐々町のためではなくて、自分の生活のための活動でしかないな、と思っていました。もちろんそれも大事ですが、それ以上の事をしていかないと、佐々町柄をつくる意味がないなと。

変化が訪れたのが、2023年の終わり頃。縁あって、マインドファクトリーさんが、サザノコの商品製造を請け負うことになりました。

添嶋さん

「あ！次はこれだ！」と思いました。私一人で個展を作り上げても意味がないんです。それより、より多くの人に色々なカタチで個展に関わっていただくことで、地元に目を向けるきっかけができてほしいなと思っています。地域住民同士の交流が少ない。自分の住んでいる地域の事を全然知らない。最近そんな話をよく耳にします。
サザノコに関わることで自分の地元の事を考える人が増えてほしいです。

“個展”ではあるものの、それは一人の力でできるものでは決してなく、一つ一つの柄が生まれ、それが形となって飾られ、人々の手に渡るまでに、たくさんの方々が関わっている。サザノコ個展をきっかけに、佐々の“よかとこ”が、佐々の人々を動かしているように感じました。

添嶋さん

いずれは町民みんなを巻き込んだ町全体のお祭りを企画したいと思っています。
今はまだ自分の気持ちがまだよく分かっていない部分があったり、迷いもありますが、未来のための一歩、という気持ちで第3回目を開催します。

個展に向けて

第3回目の開催となる今回、訪れる方へ伝えたいことはありますか？

添嶋さん

佐々町ってこんな面白いところあったんだ！こんな素敵な所があったんだ！という発見やワクワクです。なので、気軽に遊びに来てください。展示のほかにもペーパークラフトのお花無料配布、新柄や新商品も準備しています！今後もイベント出店やデザイン受注など例年通り行いながら、新しい取り組みにチャレンジできないか模索していきます。応援お願いします！