在宅療養支援
子育て真っ最中、アラサーからアラフォーへと階段を登ろうとしております。yukari です。
最近、テレビなどで「2025年問題」とよく耳にするようになりましたよね。
「2025年問題」とは、2025年に、団塊世代(1947年生まれ〜1949生まれ)が後期高齢者へ突入し、国民の約4人に1人が75歳以上になる、人類がいまだかつて経験したことのない超高齢化社会を迎えるということのようです。
日本は、諸外国に例をみないスピードで高齢化が進行しています。
65歳以上の人口は、現在3,000万人を超えており(国民の約4人に1人)、2042年の約3,900万人でピークを迎え、その後も、75歳以上の人口割合は増加し続けることが予想されています。このような状況の中、団塊の世代(約800万人)が75歳以上となる2025年(平成37年)以降は、国民の医療や介護の需要が、さらに増加することが見込まれています。
自分の両親に限らず、親族やお知り合いが高齢になり色々な病気になってしまうことがあると思います。
そんな時、病院への入院ではなく、自分の家で療養し生涯を終えたいと望む方のための“在宅療養支援”があることを、みなさんはご存知でしょうか?
在宅療養支援とは
患者様が住み慣れた場所で安心して療養生活を送れるよう、24時間体制で、病院や訪問看護ステーション、薬局などが日々連携をとり、緊急時にも、必要に応じたサービスを提供することができるというものです。

簡単に言えば、入院ではなく、住み慣れた家で生活をしながら療養できるように、病院や訪問看護ステーション、薬局などがサポートしてくれるってことですね〜
元気に見えるけど高齢になっていく両親。
ここまで育ててくれた両親へ感謝の気持ちもいっぱい。
もちろん同居して、手厚く介護したい気持ちはあるけれど、やっぱり子育てや自分の家庭も大事にしていきたい。
また、両親も自分の子どもに迷惑をかけたくない。でも最期を迎えるその日まで、自宅で過ごしたい。そんな風にお思いの方も多いのではないでしょうか?
高齢になる親と、それを支える家族にとって、在宅療養支援はとっても心強いものですよね。
在宅療養支援を行なっている薬局とある患者様のお話
これはある一人暮らしのおばあさんのお話です。
子ども達も立派に育ち、その子ども達はそれぞれで家庭を持ち遠くで生活をしています。
旦那さんは数年前に他界しましたが、家族との思い出の家でひとり暮らしをしています。

数年前から病気を患い、1日に薬を6回服用しなければなりませんでした。
なぜ、6回も飲まなければいけないのでしょう?
そのおばあさんは、A病院とB病院へ通院しています。
B病院からの処方→毎食後(朝・昼・夕食後)と昼食間
結果、1日に6回もお薬を飲まなければいけない生活を送っていました。更に軽度の認知症も発症していました。
ひとりで生活を送る中、薬を飲み忘れるようになりました。
「薬は飲まなきゃ意味がない。飲めなきゃ意味がない。」ものです。
そのおばあさんは、在宅療養支援を利用して、薬剤師さんに薬の管理をしてもらうことにしました。
その薬剤師さんは、A病院・B病院へ連絡をとり、薬の飲み方を変更できないかと提案してくれました。
結果、そのおばあさんが1日に飲む薬は、朝と寝る前の2回に減らすことができ、さらに薬剤師さんによる薬の管理で飲み忘れを防ぐことができるようになりました。
これはあくまでも例としてあげるお話ですが、在宅療養支援を利用することで、薬剤師さんや看護師さんの介入があり、家族が近くにいなくても、住み慣れた家で安心して生活を続けることができますよね〜
在宅療養支援を行なっている薬局は?
佐世保には、おばあさんの様にひとり暮らしをしている高齢の方も少なくはないと思います。
2025年には、今よりももっと多くの高齢の方々がひとり暮らしをしているかもしれませんね。
佐世保では在宅療養支援を積極的に行なっている薬局が、まだまだ少ない様ですが、野中町にある「井手薬局 在宅療養支援 つむぎ」は在宅療養支援に力を入れている薬局の1つです。
もし、自分や家族が、病気を患ってしまっても、住み慣れた家過ごしたいという思いを応援してくれる“在宅療養支援”を利用してみるのもいいかもしれませんね。
2025年が訪れる前に、大切な家族と少しだけ将来について話し合ってみてはいかがでしょう?

井手薬局 在宅療養支援つむぎ
住所 | 長崎県佐世保市野中町85-8 [地図] |
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電話 | 0956-59-6436 FAX:0956-59-6437 |
時間 | 一般受付時間:09:00〜18:00 在宅療養支援:24時間対応 |
定休日 | 一般:土日・祝日 在宅療養支援:365日対応 |
お薬や健康相談も行なっていますので、お気軽にお立ち寄りください!