目次
ゴリラの看板でおなじみ カワハラネオン広告
佐世保の南部に位置し、佐世保を代表する観光地「ハウステンボス」にほど近い江上交差点から西へ。
片側2車線の道路沿いにある「ゴリラの看板」でおなじみ「株式会社カワハラネオン広告」さん(以下、カワハラネオン)がこの度、40周年を迎えられたってことで、長く事業を続ける秘訣やどんな仕事をしているのか話を聞きにいってみたよ!
ゴリ・・・いえ、彼はキングコング
会社への入り口に立っているのは、カワハラネオンのネオン看板とキングコングのモニュメント。今は歌舞伎Verです。今後のゴリラさんの変化も期待しちゃうところです。
歌舞いているゴリラを横目に、坂道をあがっていくと今度は工場(こうば)の壁にプロが書いてない風なやさしい絵が。
これは地元の高校生に描いてもらったという絵。企業見学・職業体験での一貫、的らしいです。会社の正面の一番目立つところに描かせちゃうところがすごい。

さて、いよいよ入ろうかしても呼び鈴的なものはなく、ここはやはり、「ノック」という意思伝達手段を使って。
コンコン、ガチャ、しつれーします!
株式会社カワハラネオン広告の専務 川原譲さんが出迎えてくれました。
さっそくいろいろ聞いてみよう
早速、専務の川原譲さんに、いろんなお話を聞いてみたいと思います!







私は卒業してから東京の広告会社に就職し、帰って来たのが10年前ですね。


帰ってきてからは、当時の会社にはいいところはもちろんあったのですが、足らないところ、改善すべきところがあったので少しずつですが改善し、環境は整ってきたと思います。



帰ってきて真っ先にパソコンを導入しましたね。お客様を待たせるわけにはいきませんので。


でも現場によっては暑いから半袖になってることもあった。ヘルメットもかぶらない時も。
昔はそれが許されていたかもしれませんが、まずはそういう安全面に力をいれて取り組みました。




ゴリラ好き的な理由で、あそこにゴリラがあるんですか?




カワハラネオンさんってネオンばっかりしてるんですか?



でもなかにはネオン看板を作りたいってお客様の要望はまだまだあるんですがネオンを扱うことができる看板屋さんが減ってきているのも現状ですね。



佐世保の人や観光客にもカワハラネオンさんの看板は見られていたんですね〜。
お?こちらは?





(技術的なことになると、アチー!なにやらすごいみたい)
わ、わかりました、す、すごいんですね〜。
長崎県外の仕事とかも入ってくるんですね。

お客さんから現場のスタッフのご指名が入ったり、営業とかお客さん飛び越えて、現場と打ち合わせ始めたり。
あとは、「アスファルトの補修やって」とか、「トイレが詰まった」とか依頼されることもあったね。

ってか、アスファルトの補修もできるんですか?


トイレの詰まりも受けちゃったんですか?



でも、そういった依頼まで来るのが不思議ですね。

フジムラタカシの会社探訪
せっかくなので、職場見学もさせてください〜ということで川原専務に会社を案内してもらいました〜。
こちらは色々な看板を作る工場ですね、スカイツリーくらいは作れちゃいそうな工場です(見たことないけど多分入るだろう)。
佐世保でスカイツリー建てたいなーって思ったら依頼してみましょうね。
なんかいろいろな道具が置いていますね。溶接なんかもここでするみたいですよ。
この鉄とこの鉄つなげてみたらどうなるかな??って思ったら依頼してみましょうね。
建物3階にはプリント室がありました。
おっきなシート看板はこちらで印刷するんだとか。最大1,300mmの幅のシートにプリントできるみたい。
2階の作業場は・・・おや・・・人が寝てますね・・・。
いやちがう、人じゃない、これは人形ですね。
こちらは道路面のゴリラ看板に設置しようかな〜と社長が画策中とのこと。
ゴリラの足を引っ張るのかな、支えるのかな。
ものすっごい大きな看板を製作中みたいです。佐賀県に設置する大手ディスカウントストアの看板らしいです。
カワハラネオンのこれから
カワハラネオンは40周年を迎え、これからどういうふうになっていくんですか?という問いに、専務は
「看板屋さんって自分のところの看板をきれいにしていないと言われたことがある。業界に対するイメージや、看板屋として信頼をしてもらうため、まずは自分のところの看板をもっときれいにしたい」
とのこと。これはどんな業界も当てはまるかもしれない。
実際、自分のところっておろそかになってしまいがち。まず自分たちが最高のパフォーマンスをすることで、お客様にとっても信頼につながり、それがお仕事につながると、専務は言っているのだろう。
「今の社屋は私が小さい頃に建ちました。増改築は施してきましたが、年数もだいぶ経ってきています。将来は建て替え、ショールームのような色々な種類の看板を見てもらえるような会社にしたいんです」
地元のお店から九州圏内に収まることなく、行けるところ、求められるところに看板工事をするカワハラネオン。形ないものを生み出すために、お客様にとってもわかりやすい仕事をしたいと語る。
「こんな風になりますって言っても伝わらないことが多いんです。でもそれがものづくりの面白さなんですけどね。」
さいごに
最後に、川原専務にこんな質問をしてみました。
専務にとって「看板」とは何ですか?
「街の彩り。」
看板は街の彩りであり、また、まちづくりとも川原専務はおっしゃっていました。
看板によって活気が生まれ、商売繁昌につながるように、という企業理念は社長から川原専務率いる次世代へ脈々と受け継がれています。
佐世保から広島まで事業領域を広げられているカワハラネオンの今後の展開が楽しみですね!
株式会社カワハラネオン広告
住所 | 長崎県佐世保市指方町757-1 [地図] |
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電話 | 0956-58-3766 |
営業時間 | 8:30~17:30 |
休業日 | 日曜日、祝日、第2・第4土曜日 |
web | 株式会社カワハラネオン広告 |
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