東映アニメーションが制作した佐世保が舞台のアニメーション『URVAN(ウルヴァン)』。
コロナ禍で東映アニメーション制作チームのプロジェクトを支えたのが現地でロケハンに走り回った長崎国際大学・尾場ゼミの学生たちです。
制作における経緯や大変だったことなど、長崎国際大学人間社会学部国際観光学科の尾場均准教授にメールインタビューを行いました。
URVAN(ウルヴァン)
東映アニメーションが、長崎国際大学の協力のもと制作した『URVAN』(ウルヴァン)。
みなさんはもうご覧になりましたか?
2021年2月12日に公開されました。
このアニメーションの制作では、リモートでのロケハンや最新のコミュニケーションツールを活用しています。
東映アニメーションのスタッフが舞台となった佐世保に一度も行くことなく、地域の新たな魅力を創造する、コロナ禍におけるアニメ制作に挑戦した作品です。
この東映アニメーションの新しい挑戦に携わった長崎国際大学観光学科准教授の尾場先生に制作のあれこれを伺いました。
URVAN見てね
まだ見てないって方は是非みてください。5分ほどの映像です。
テレビ佐世保で放送されたほか、youtubeでも配信されていますよ。
佐世保の名所旧跡、並びに観光地や地元に愛されているアーケード街など私たち佐世保市民にとっては一度は訪れたところが次々と出てきます。そして、印象的なのは、町が彩られていく景色。
風景がサイバーパンクに彩られ、とても幻想的。超人的な動きで佐世保の街を飛ぶ2人の影。
タイトルの『URVAN』とは盂蘭盆会からとっています。盂蘭盆会とは「お盆」の正式名称。
シーンの中にはふわふわと浮かぶ提灯があらわれ、1人が提灯の中の光の玉を取っていきます。
そして後を追ってもう一人がサイバーパンクな佐世保を日常の風景に戻していきます。
そして最後に日本本土最西端の地、神崎鼻(こうざきばな)で光が灯籠の灯となり、海のむこうに流れていきます。
セリフがない分、色々想像をかきたてられるアニメーションとなっていました。
提灯の光はきっと佐世保にかえってきた魂。
太陽の沈むその向こうがいわゆる西方浄土。まさにお盆を表現した映像で、とても神秘的です。
こんな風にお盆に魂が佐世保に戻り、そして浄土に帰っていくって思うとなんだか美しく感じますね。
最初この2人は追いかけっこしているのかと思ったのですが、違うようです。
あの世とこの世を隔てる使者なのでしょうか。
色々と想像をかきたてられました。
尾場先生に聞いてみた!


コロナ禍の東京から現地に入れないことになり、現地のすべてのロケーションハンティング(ロケハン)をこちらで担当しました。



ただ、海きららのシーンで登場するキャラクター、佐世保市観光大使(非公認)の「碧波みなと(あおばみなと)」は、学内ベンチャー企業の株式会社ジャックラビット尾場均研究室が協力してプロデュースしています。
そのデザインをもとに、東映アニメーションがアニメ用にリデザインしています。


研究室では、佐世保の地域活性化をテーマに社会人基礎力を身につけるためのアクティブラーニングを実践。
URVANのプロジェクトでは、オンライン会議やロケーション撮影に参加することで学生自身が自ら考え、自ら行動する能動的な学びを実践する場となったそうです。


この作品を通して、佐世保の魅力を多くの皆さんに知っていただき、佐世保で盛り上がり、次につなげたいです!是非、ご覧ください。
また、引き続き碧波みなと(あおばみなと)も応援宜しくお願いします。
ツイッターやインスタグラムで発信する碧波みなとちゃんの佐世保マニアな投稿も見どころですよ!
チェックしてみてくださいね。
URVANの舞台になった場所
URVAN(ウルヴァン)
web | プレスリリース 碧波みなと⚓ 碧波みなと⚓ |
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