坂道のアポロン ロケ地「黒島天主堂」がある黒島は見どころ満載だった!

黒島17 黒島天主堂
目次

黒島へ行ってきた

世界遺産登録候補の黒島。
最近では、映画「坂道のアポロン」のロケ地としても有名ですよね〜

てことで、黒島初体験なわたくしサキがぷらーっと行ってきました!

目的地の黒島へは、相浦港からフェリーに乗って行くのですよ!
黒島02 フェリー

フェリーの中もこんな広くてゆっくりとくつろげます。
黒島04 フェリー

テンション上がってフェリーでキャッキャと遊んでいたら

あっ

黒島30

という間に黒島に到着です。
(相浦港から黒島港 所要時間約50分)

到着してまずはウェルカムハウスへ〜
黒島06 ウェルカムハウス

今回ガイドしてくれる観光協会の会長 山内さんとご対面。
山内さん、島の人の全員の名前知ってるんですって!すごー!!

島には信号もなく、コンビニもありません。わたくしには考えられないですけど島の方たちには当たり前のこと。
ちなみに、黒島の住人の約8割がカトリック信者だそう。

黒島の見どころ

①本村(ほんむら)

黒島港の周辺は「本村」という集落。最初に人が住み着いた集落だそう。

黒島23

江戸時代、黒島は平戸藩の家臣、西家(にしけ)の領地で、平戸藩の放牧場が置かれ、西家がその管理をしていたみたいですよ〜

仏教徒の方々が住んでいる集落のようです。

  • 西家:黒島に最初に住み着いた一族)

②蕨(わらべ)

カトリック教徒だけが住む集落。

黒島24

潜伏キリシタンの集落で2〜3軒からなる散村を形成しているよう。

昔の様子をとても表している集落らしく、家の真ん前に自然林が!

かつて外海(そとめ)地区などから、迫害を恐れた潜伏キリシタンが険しい島の斜面を開拓して住み着くしかなっかったのが現れていますね。

  • 潜伏キリシタン:キリスト教が禁じられていた17〜19世紀の日本において、ひそかにキリスト教由来の信仰を続けていた人々のこと
  • 散村:広大な耕地中に民家(孤立荘宅)が散らばって点在する集落形態

③蕨展望所(わらべてんぼうしょ)

ここは絶景のポイントらしく、記念撮影をする方々が多いんだそうですよ〜
こちらの石碑、黒島特産の御影石(みかげいし)で作られているんだとか。

黒島09 蕨展望所

自然の造形美、長崎鼻の断崖絶壁を見ながら、御影石で作られたベンチで休憩もできちゃいます。
空と海が同じ色だ!空が青だったら海も青。空がグレーだったら海もグレー。何て神秘的!

黒島10 蕨展望所

ここからは私たちの住んでいる佐世保市や長崎市、雲仙普賢岳も見えました。

ここからまっすぐ行くと中国だよ」と山内さん。大陸の近さを感じ、この壮大な海を見ながらわたしは「すごいな、、」の一言しか出てきませんでした。

④日数(ひかず)

「信徒復興の地」の記念碑が建てられている集落。
あ!山内さんやっと登場ですね♡

黒島11 日数

黒島の信徒たちをカトリックに復帰させるために尽力した出口家後に建てられています。
黒島で初めてのミサが行われた場所なんですって〜

⑤串ノ浜岩脈(くしのはまがんみゃく)

県下最大規模の岩脈。県指定天然記念物であります。

黒島12 串ノ浜岩脈

自然が作り出した岩脈!!スゴイ!!人の手では作りだせないもの!!圧巻でした。

黒島13 串ノ浜岩脈

何十年、いや何百年という時間をこの岩脈で感じました。
大潮の時は隠れて見えないらしく、、、見れてよかった!
自然のパワーを感じた場所でした。

⑥喜久屋旅館(きくやりょかん)

待ちに待ったお昼ご飯は、喜久屋旅館にて島めしを頂きました。

黒島14 喜久屋旅館

刺身、鯛の塩焼き、タコの酢の物、切り干し大根の煮物、アラの味噌汁、黒島でとれたお野菜たちの煮物!!

黒島15 喜久屋旅館

刺身はとっても新鮮!お昼から鮑(アワビ)まで(^^)
お野菜たちは黒島の赤土で育ったもので、どれも甘くて♡

あとわたしがとても楽しみにしていたのが黒島豆腐
黒島で昔からつくられてきた、にがりではなく海水をそのまま使うという豆腐。

お味は大豆の味がしっかりとしていて、ほんのりと塩のお味が。
手掴みでもいけるんじゃ?ていうくらい硬く食べごたえがありました(^^)

ちなみに、島めしを頂くには事前予約が必要みたいですのでご注意を〜

喜久屋旅館
  • 住所:長崎県佐世保市黒島町3769 [地図]
  • 電話:0956-56-2002
  • ※食事は前日の午前までに予約必須

⑦名切(なきり)

カトリック共同墓地がある集落。
ここには黒島の歴史に大いに関わっているマルマン神父のお墓がありました。

黒島は今でも土葬が許可されているようで。今の時代は火葬だと思っていたので衝撃的でした。
お墓の上には十字架が!少し歩くとマルマン神父のお墓はここだよ〜と。

黒島16 マルマン神父

マルマン神父のお墓の近くには小さな墓石が沢山ありました。
昔は生まれて間もなく亡くなる子どもたちが多かったようで、、、マルマン神父が子供達を見守ってくれているんだとか。

  • マルマン神父:日本で活動したフランスのキリスト教(カトリック)の宣教師。
    1987年に黒島教会主任司祭として赴任し、「黒島天主堂」を新設。引き続き黒島天主堂でも司祭を務め、1912年に没するまで黒島で司牧活動を続けた

⑧黒島天主堂(くろしまてんしゅどう)

私が1番行きたかった世界遺産に登録されそうな「黒島天主堂
映画「坂道のアポロン」のロケ地で、物語のキーとなる教会!

黒島17 黒島天主堂

1900年に建築にとりかかり、1902年に完成。
仕様したレンガは約40万個だとか。瓦屋根の教会とか日本ならではですね。後ろ姿もアーチ型で見逃せない!!

黒島18 黒島天主堂

教会内部も気になります。しかし内部は撮影禁止とのことで。

靴を脱いで黒島天主堂に入ると、
思わず「わーーー」と声がもれてしまいました。

国宝級の美しさ!!昔の技術でこんな凄い教会が出来るとは!!

マルマン神父が信仰の証として作ったのではないか?と言われているよう。
マルマン神父が設計指導をしたようですよ。

費用を抑えるために壁などは安価な板に信徒たちが1つ1つ思い思いに描いた木目模様が。もう本物の木目にしか見えず何度も確認しましたが手描きでした。

祭壇(内陣)の床は立派な白と藍色のタイルがぎっしり!
このタイルは有田焼きだそうで、わざわざマルマン神父が有田まで出向いて買い付けたとか〜

普通の有田焼きと違い、石炭を火力として作られたタイルだとか。
マルマン神父のこの教会にかける思いが伝わってきますね。

キラキラしたフランス製のステンドグラスも素敵でした。
台風などで壊れて取り替えたものもあるようですけれど、ほぼ建設当時のものでした。

映画「坂道のアポロン」でも映りますので、このステンドグラスの美しさを見て頂きたい!と心の中で思っています。

楽廊にも登らせて頂きました。聖歌隊が聖歌をうたう場所で現在は使われていないようです。
結構急な階段?いやハシゴ?で楽廊に登らせていただきました。

年甲斐もなく「ギャー落ちるーギャー」と騒いでしまい、山内さん、、申し訳ありませんw
楽廊に登ると、、、教会全体が一望できました。本当に鳥肌ものでした。

黒島天主堂では今でも毎週日曜日にミサが行われているようです。
信徒の皆様が自分たちの手で作った立派な教会。
こんな美しい教会を少しの時間ですけど独占できたことは、たいへん贅沢だなあと思いました。

  • 楽廊:一般的に堂内の2階席か中2階にある聖歌隊の席

⑨アコウ樹

見てください!こんな樹初めて見ました。
枝や幹から多数の気根を垂らし、石垣などを巻き込んで成長するらしいですよ。
黒島19 アコウ樹

別名「締め殺しの木」とも呼ばれてるんだとか。

⑩Cafe 海咲(みさき)

黒島でカフェはここしかないようです〜

おじゃましまーす
黒島20 Cafe海咲

店内はこんな感じ〜。アットホームで木の温もりを感じます。
黒島21 Cafe海咲

コーヒーはハンドドリップで淹れていらっしゃいます。

黒島の天然水(少し硬水)で淹れてあるのでコクがありとても飲みやすい!!
ゆっくりとした時間を過ごすことができました。

Cafe 海咲
  • 住所:長崎県佐世保市黒島町4160-9 [地図]
  • 時間:10:00〜16:00
  • 電話:0956–56–2310
  • web: Cafe 海咲

また行くからね!黒島!

あっという間にフェリーが出発する時間になりました。最終のフェリーは15:30。

まだまだ見ることができなかった場所が沢山あったのでまた行きたい!と後ろ髪を引かれる思いでフェリーに乗り込みました。黒島のことをちょっとでも知ることが出来て良かった。

「また、必ず行きまーす!バイバーイ!」

黒島22

昔から受け継ぐ信仰と、生活がある黒島。歴史、文化、島の方々の思いを知れたステキな旅でした。
島の方々の生活がココロがこれからも豊かで幸せでありますように〜

黒島へのアクセス

黒島旅客フェリー時刻表(平常ダイヤ)

相浦発 高島着発 黒島着
1便 10:00 着10:20
発10:25
10:50
2便 13:00 着13:20
発13:25
13:50
3便 17:00 着17:20
発17:25
17:50
黒島発 高島着発 相浦着
1便 6:40 着7:05
発7:10
7:30
2便 11:10 着11:35
発11:40
12:00
3便 15:30 着15:55
発16:00
16:20
黒島観光協会
電話 0956-56-2311
web 黒島観光協会
※黒島天主堂の見学は事前に予約が必要です
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