「よさこい」を知る。インタビュー:川尻さん(YOSAKOIさせぼ実行委員長)

「よさこい」を知らない人へ

今回、YOSAKOIさせぼ祭り2015の実行委員長 川尻章稔さんにお話を伺える機会をいただき、「よさこい」についての質問にお答えいただきました。川尻さんは佐世保に「よさこい」を持ち込んだ時から携わり、現在は実行委員長を7年務められています。

そんなよさこいの裏も表も知り尽くした川尻さんのお話を掲載することで、「よさこい」をまだ知らない人(私もまったく知りませんでしたw)に少しでも「よさこい」のことが伝わればいーなと思います。

 

「よさこい」について聞きました

ーよさこいは全国で行われていますが、させぼ祭りの特徴を教えてください

「YOSAKOIさせぼ祭りはルールの自由度が高いところが特徴です。主なルールとしてあるのは「鳴子」を持つくらい。音楽にもルールはあるんですが、「地域性を取り入れる」ってだけで、「させぼー」って演舞のどこかに入れれば済む話なのであって無いようなルールです(笑)。高知や札幌では「よさこい節」「ソーラン節」を取り入れるってルールがあるんですがさせぼ祭りにはそれがない。だから、衣装も音楽もダンスもほぼ自由なところがさせぼ祭りの特徴ですね。また、よさこいルーツの高知はパレード形式(道行)がメインで、各チームに地方車(=音響搭載のトラックなど)の準備が必要でお金がかかる。だから必然的にチームの人数が100人になるなど、大所帯となっています。しかし、させぼ祭りはメインはステージ形式の演舞で、パレードは3ヶ所で地方車の準備も不要なため、チーム運営コストも抑えられ、20人以下の小規模なチームも参加しやすくなっています。」

 

ー「させぼ」だからこそ、こだわっているところは?

「ロケーションにはこだわっています。踊る人、観客が見てて感動できる場所を意識して会場セレクトをしています。その辺の原っぱなんかでは踊らせません。パールシーやハウステンボス、アーケードや自衛艦の前など、させぼ祭りでしか味わえない場所を選び、踊り子の達成感、非日常性を重視しています。」

▼海上自衛隊島倉岸壁会場の様子:自衛艦をバックに演舞を披露できる
YOSAKOI佐世保・海上自衛隊島倉岸壁会場
<出典:佐世保市HP
 

ーよさこいの魅力ってなんですか?

「イベント性で考えると、よさこいって発祥は高知県ですが、何かの神様を祀った起源でもないことから、地域性もない。どこでもだれでも取り入れやすいお祭りなんです。だからとっつきやすく、全国各地で町興しとして地域の祭りやイベントに取り入れられている。たとえばゴルフみたいなもので、イギリス発祥だから日本ではできないってならないでしょ?そんなお祭りやイベントの一つのジャンルになっているところですね。

よさこいに参加している人からすると、体を動かし踊りを楽しむ人、チーム内やチーム同士の交流を楽しむ人、グランプリなどの目標を持って取り組める競技性など、楽しみ方は人それぞれあるようです。よさこいってキーワードで人と人が繋がることができ、友達や知り合いがたくさん増えるのも魅力だと思います。年齢層も幅広く、上は70くらいから下は4・5歳くらいまでと、世代を超えたクラブ活動みたいなものですね。」

 

ー今後YOSAKOIさせぼ祭りはどうなっていきますか?

「最初は2チームからスタートして出場チームも180チームと西日本最大になりました。チームを増やすために、佐世保のよさこいチームと実行委員で毎月、時には毎週キャラバン活動(全国各地の大小様々なお祭りに出向き、よさこいを披露し、よさこいの魅力を発信し、YOSAKOIさせぼ祭りの周知と、出演チームの招致活動)を行ってきた効果が現れてきていますが、2年後の節目となる20回の祭りに向けて更に出場チームを増やしていきます。まずはよさこいをやっている人・参加する人を増やします。
祭りについても、当初は反対や不満も多かったのですが、ここ数年はご理解・ご協力いただけるところが増えてきました。しかし、まだまだ、よさこいに関わっている人とまったく関わっていない人、踊っている人と踊っていない人の間にはまだ垣根があると感じます。開催する側、踊り子側の体制は整えてきて、これからも拡充していきますが、これからは観客の方々が見るYOSAKOIをいかに楽しんでもらうか、祭り期間中にどう有意義に過ごしてもらうかという視点でさらなる良いものを作っていきたいと思います。」

 

 

あとがき

まったくよさこいを経験(踊ることはもちろん、観に行くことも)していない素人な私の質問に親切丁寧にお答えいただくことができました。知らなかったことがほとんどで、地元の祭りに少し詳しくなることができ、地域の人、地域外の人にYOSAKOIさせぼの魅力を伝えていけたらと思います。最後には「またいつでもいいからね、まだ100分の1も話してないから(笑)」とおっしゃっていただきました。よさこいが終わり、またお時間をいただける機会があればよさこいのアレコレを皆さまにお届けできると思います。ではまた。

 

▽ 2016年 第19回 YOSAKOIさせぼ祭りはこちらから

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WRITERこの記事をかいた人

佐世保市出身、二児の父。 趣味はかっこつけて「読書」とでもしときましょうか。 みなさん活字読みましょー!