光の軌道で可視化
皆さんは新聞の購読されていますか?今年、長崎県の地方紙「長崎新聞」が創刊125周年を迎え、18年ぶりに輪転機(新聞を印刷する機械)を新しく導入する記念として「The Way」というプロジェクトが企画されました。新聞業界の毎日の営み「届ける」ことを視覚化し、日本で最も複雑な交通網と言われる長崎県内を、GPS受信機を持った148店舗、2285人の配達員さんの走行データを収集して、俯瞰した地図上に表示するという企画です。

これからの新聞社として
ITの進歩によって情報伝達のスピードが飛躍的に向上し、デジタルメディアが隆盛を極める昨今、新聞というメディアのあり方が問われる今の時代に、「人が人に直接届ける」という行為を再認識することで、地方新聞社の存在意義を見つめ直し、改めて世の中に発信する。という目的のもとプロジェクトがスタート。
長崎からスタートして、佐世保を通り、離島へ。車、バイク、船、飛行機など様々な経路で配達されていきます。



時間が経過するにつれて、地域の隅々まで配達が進む様子を、美しいグラフィックで直観的に見て取ることができます。


特設サイト「The Way」
動画はこちら
すべての配達が終わるのに、16時間半という長い時間がかかること、また、「新聞」という媒体が作り出す流れに感動しました。
ものの見方で大変なことも美しく表現できるんですね〜。今やってる仕事の大切さを再認識することって必要ですね。